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ひだまりのねこ
第3章 君の名は
この日は優佳がお酒のおつまみを作ることになった。
えのきのバター炒め、チクキュウ、アサリの酒蒸し、ネギま…。
酒呑みが作る料理である。
二人ともお酒は強かった。
二人はいつも乾杯は焼酎の水割りでするのである。
「お疲れ様でした!!」
そう言うと二人は乾杯して飲み始める。
雅人が話始める。
「今週もキツかったなぁ…」
「お疲れ様でした」
「ありがとう、優佳…」
「どーいたしまして…」
雅人は優佳の家に着くと直ぐに作業服を脱いでシャワーを浴びるのがいつもの事だった。
その間に、作業服を洗濯して乾燥機にかけるのである。
優佳が用意してくれたジャージを着て寛いでいる。
優佳も同じくジャージを着て寛いでいる。
雅人の年齢は38歳である。
優佳の年齢は42歳であった。
姉さん女房である。
二人はまだ付き合い始めて2か月くらいだった。
まだまだ、甘々な関係だったのだ。
今夜、雅人は優佳の家に泊ってゆく事になっていた。
週末はいつも雅人は泊まってゆくのだったが。

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