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全部、夏のせい
第15章 別離
外出もしない毎日。

通いのメイドさんも来れなくなり、
ストックされているもので作る質素な料理を準備して、
お義父様、アリと三人で囲む食卓。


広い屋敷の中を、
順番に掃除をゆっくりして歩くと、
そこそこの運動になるのを、
お義父様やアリも手伝ってくれる。


学校でも感染者が出てしまったことで、
リルも自宅に戻り、
オンラインの授業を受けるようになると、
中庭でアリがリルとサッカーなんかをするようになって、
少しだけ家の中に、活気と笑い声が戻ってくるような気がした。


アダムとアリは、
まだ、学生だというのに、
病院に駆り出されていると、
慌ただしいzoomでの会話で疲れた顔を見せた。

とにかく、二人、感染しないでと、
私は毎日、神様に祈ることしか出来なかった。


そして、3年の月日が流れて、
感染症の嵐が収まっていった。


私はアラムを日本の祖父母の家の方のカトリックの墓地に埋葬する為、
日本に戻ることにした。


お義父様とアリ、それにリルも付き添ってくれることになって、
アメリカからアダムとアリも来てくれることになった。


ちょうど桜の季節に、
アラムをようやく、静かに眠らせてあげることが出来ることに感謝をしながら、
お義父様のプライベートジェットで羽田に向かった。


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