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私と彼の8日間
第18章 Ⅶ日目
そして海のデートをした次の日のこと..

「..僕も過去を隠してたから、どうしたらいいか分からなくて..連絡できなかった。それに..梓から来るの期待してた。」

「そんなぁ..私てっきり嫌われたのかと..」

梓がグスッと鼻を啜る。

(どうして僕が嫌いになるんだよ..)


「嫌わない。」

僕は身体を離し、涙に濡れる梓の目を真っ直ぐ見つめた。

「僕は梓を嫌わない。嫌いなら昨日親父に頼んで、梓に本当のこと話したりしない。」

(だってこんなにバカなくらい一人の女のことで必死になったことなんかないよ、梓)

梓は目を見開いた。
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