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第12章 悪魔な誘惑っ!？

シドが魔界に帰る日が近づいてきた。

私は未だにどうするべきなのか....

自分の覚悟と、魔界に行き淫力に勝てるかどうかという現実的な問題を対処しきれずにいた。

魔界には力を抑えきれない悪魔たちもいるからだ。


....しかし、シドとの別れは早くもやってきたのだった..


被害者の女の子がまた増え、次第に学校も騒ぎ始めた頃。

教室で体操服に着替えた私は、体育の前にトイレにいった。

しかしそこから帰る途中、夏美がぼんやり歩いているのを見かけ、走り寄った。

「夏美？どこいくの？今から授業だよ？」
「....」

しかしぼんやり私を見て、小さく笑うと何も言わずに歩き続ける。

（夏美？）

私は心配になって、ついて行った。