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生きること、思うこと
第141章 忘却
普通なら、忘れてしまうのでしょうね。
ちょっと、妹の言葉を聞いてショックを受けました。
彼氏さんに関して言えば、2度目の死はないと思います。
それは、私がいるからです。
どんなに他の人が忘れようとも、私は彼氏さんの事は自分が死ぬまで忘れることはできないと思います。
それは、両親も同じです。
私が生きている限り、忘れることはありません。
なので、両親も2度目の死はないのです。
今でも、彼氏さんの事は愛してやみません。
彼氏さんの存在は、私の人生の風景の一部でした。
私の近くにいつも居て当たり前だったのです。
ですが、永遠の別れは突然やってきます。
それも、思いもよらないような形をとってやってくるのです。
人生とは、ある意味忘れることができるから幸せなこともあるのでしょう。
今はまだ、彼氏さんを失った事に対しての哀しみが残っています。
でも、その哀しみを忘れることができたら、本当に楽になると思うのです。
両親に関して言えば、哀しみはすでに忘れています。
もう20年以上も前の事なのです。
哀しみが癒えるには十分な時間だと思います。
彼氏さんに対する哀しみはまだ忘れることはできません。
でも、いつか、その哀しみを忘れることができると信じています。
最近感じるのです。
私が彼氏さんの事を考えている時、彼は私の直ぐ近くに居るのだという事を。
哀しみが癒えるには時間が必要なのよね…と、深く思う今日この頃なのです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

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