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生きること、思うこと
第46章 幸せ
夕方、その友人は帰ってゆきました。
そして、夜にLINEが来たのです。
そのLINEでも、やはり同じ質問をしてきます。
「美月さんにとって幸せってなんですか?」
私はまた同じ返事を書きました。
彼は、また自分の思っていることと違う返事が来たので落胆した様でした。
幸せとは、小さな事に感謝できる感性を芽吹かせる事だと思うのです。
毎日積み重ねられる生活の中で、どれだけ感謝ができるか。
そう、私たちはいつも問いかけられている様な気がします。
先日、“足るを知る”のお話しを書きました。
正に、幸せとは足るを知ることだと私は思っています。
確かに、好きな人が出来たり、彼氏彼女が出来たりすることも幸せだと思います。
しかし、私が感じている幸せとは、そう言う出来事の前の段階です。
当たり前だと思える毎日の生活に幸せを感じているのです。
何事も起きない、特別なことも起きない、ただ淡々と過ぎてゆく生活がとても幸せなのです。
幸せにはものさしはありません。
その人本人に帰属するからです。
なので、本人が幸せだと感じているならばそれがその人の幸せなのです。
不幸と感じることも同じです。
「幸も不幸も存在しない。ただ、そう思う心があるだけ」
だと、思っています。
幸せは、私達の凄く身近なところに沢山あるのかも知れません。
その沢山の幸せをどれだけ感じられるかで、個人個人違ってくるのかも知れません。
どれだけ幸せに囲まれているか、に気づくことが必要なのかも知れないです。
気づきとは悟りそのものだと思うのです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

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