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生きること、思うこと
第377章 ありがとうの波動

真由美ちゃんはちょっと悩んでいる様でした。
その友達と散々、かなり派手に喧嘩をしてしまったのです。

その喧嘩で真由美ちゃんも傷ついていたのは言うまでもありません。
許す気になったものの相手に『ありがとう』とは言えなかった様です。

私からその話を聞いても実践できるかどうか分からなかったらしいのです。
でも、真由美ちゃんは私から聞いた話を素直に受け取り、勇気を出して実践することにしたのです。

喧嘩をした相手の友達が丁度後ろを向いて遠くにいる時に背中越しに小さな声でこう言ったそうです。

「ありがとう…」

そう言うと真由美ちゃんは直ぐにその場を離れました。
その後の事でした。

あれだけ真由美ちゃんから逃げ回っていた友達が、自然と話しかけて来てくれた様なのです。

そして、何とその喧嘩をしていた友達から「ありがとう…」と言われたらしいのです。
真由美ちゃんはその言葉を聞いて非常に驚きながらも嬉しさが込み上げて来たのでした。

今では、普通に会話が出来て仲も良い様です。
その事が嬉しかったのか、真由美ちゃんは私にその出来事があった夜に電話をくれたのです。

「美月姉さん、ありがとう…」
「何が?何かあったの?」

「うん、美月姉さんから言われた事を今日やってみたの…遠くから友達に『ありがとう』って言ってみた。そしたら友達からも『ありがとう』って言われて凄く嬉しかったんだ…」

「そうかぁ、それは良かった、良かった。私も嬉しいよ…(笑)」

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