この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Stand by me
第9章 勘違い
彼のオフィスに向かった。
小さくも、綺麗なオフィスだった。
壁一面ガラス張りだったけど、ブラインドがかかっていた。
「忘れ物は?」
「うん。ちょっと待っててねー。一本だけメール返していい?」
と言って、彼はデスクに行き、パソコンを立ち上げた。
私は窓に一番近い席に勝手に座った。
「あ、そこヅラの席やで」
ヅラとは、彼が社長のことをこっそり呼んでいるあだ名だ。
私が立ち上がろうとすると、路永さんは私の座る椅子をクルッと窓の方に向け、一気にブラインドをあげた。
するとそこには、一面に宝石が広がるように、
眼下にはバンコクの夜の町の眩い光が敷き詰められていた。
小さくも、綺麗なオフィスだった。
壁一面ガラス張りだったけど、ブラインドがかかっていた。
「忘れ物は?」
「うん。ちょっと待っててねー。一本だけメール返していい?」
と言って、彼はデスクに行き、パソコンを立ち上げた。
私は窓に一番近い席に勝手に座った。
「あ、そこヅラの席やで」
ヅラとは、彼が社長のことをこっそり呼んでいるあだ名だ。
私が立ち上がろうとすると、路永さんは私の座る椅子をクルッと窓の方に向け、一気にブラインドをあげた。
するとそこには、一面に宝石が広がるように、
眼下にはバンコクの夜の町の眩い光が敷き詰められていた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


