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少女監禁 罠に堕ちる女
第2章 上京

「で…希望とかあるの?」
客である私に向かって
その営業部員さんはタメ口で問いかけます。
「えっと…どの駅でもいいので
駅の近くでスーパーも近所にあるといいです」
「ふぅ~ん…
で、家賃の希望は?」
「五万円ぐらいで…」
「無いよ」
「えっ?」
私が五万円ぐらいと口にした瞬間、
営業部員さんはパソコン検索をやめて
無愛想に言った。
「今どき、そんな物件なんてないよ
事故物件でもいいの?
ほら、自殺した人の部屋なら
探してやれないこともないけどさ」
霊感など私にはないけれど
やはり、そんな物件は怖い。
「そんな事故物件でも
礼金と敷金で最初に10万はいるけどね」
お金がないんなら余所の不動産屋に行きな
そう言って私を店から追い出してしまいました。
『東京って…怖い…』
たかが10数万円しか軍資金がないのだから
せめて働いてお金を貯めなきゃと感じたのです。
無料の求人誌を手にいれて
色々探したけれど
高校生のバイト代なんてたかが知れてます。
これじゃあ、住むところを見つける前に
尻尾を巻いて実家に帰るしかありません。
『そうだわ!年齢を偽ればいいんだわ!』
私は公衆トイレで念入りに化粧をして
ガールズバーの面接を受けた。

