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私を寝取った男たち
第2章 初不倫
「麻衣さん、お風呂どうぞ」

「はーい。ありがとうございます」

男達が入った後は女性の番だった。
 
女性と言っても私と静香姉さんだけだったが・・


お風呂に入って湯船に浸かっていると今日一日の出来事が思い出されて来る。

(不倫してしまった・・。それもよりによって妹の旦那と・・)

憂鬱だった。

妹の顔をちゃんと正面から見る事が出来るだろうか?

そんな罪悪感と後ろめたさに胸を切なくしながら、同時に康平君に教えられた初めての絶頂感も私の胸を切なく締め付けて来るのだった。

(結婚して16年も経つのに夫からは教えられた事がなかった絶頂感をたった一度肌を合わせただけの康平君に教えられてしまうなんて・・)

なんともやるせなかった。

湯船から上がり、全身鏡の前に立った私は今更ながらに自分の体を観察したのだった。

背中まで伸ばしたストレートな黒髪。

細く長いうなじ。

華奢な肩から二の腕のライン。

お椀をひっくり返したような乳房。

とりあえずキュッと締まったウエスト。

その下にむっちりと実った肉付きの良いお尻。

やはり肉付きの良い太腿。

その下に伸びる細く長い脚でよく美脚だと褒められる。

身長160cm、体重52Kg。

スリーサイズは上から86、62、92だった。

お尻が大きいのが小さい頃からのコンプレックスだったが、最近はどうでもよくなっていた。

この歳でこのレベルなら悪くはないと自分で納得していたのだ。

「麻衣さん、お布団、どうします?」

お風呂から上がると静香姉さんに声をかけられた。

「え?」 

「康平君と一緒に客間に敷いていい?それとも気を使うならお父さんの部屋に寝る?」

なるほどと思った。

確かに康平君の立場は微妙なのだ。

義理の弟だからと身内意識で一緒に寝るのもありだとは思うが、妹もいない状況でいくら義理の姉弟と言ってもやはり気を使うなら別に・・という姉さんの配慮だった。

「そうね、じゃ、久しぶりに父さんと寝ようかな?」

私は微笑みながらうまく乗り越えたのだった。

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