この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第13章 山茶花~さざんか~ 其の参 
 幼児が橋のたもとでしゃがみ込み、地面に向かって無心に何かを描いている。小さな手に木ぎれが握られていた。
「坊、一体何を描いているんだ?」
 曽太郞がふと興味を誘われて問うと、子どもが弾かれたように顔を上げた。
「おいらのおとっつぁんの名前。おっかさんが教えてくれたんだ」
 どれと、地面を覗き込むと、〝そうたろう〟とたどたどしい字で書かれていた。
 刹那、曽太郞の心が烈しく高鳴る。
 もしや、この子は―。
/924ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ