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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第13章 タトゥーのシール

夫婦らしき中年の男女が、最前列で罵り合っています。
「あんた、物欲しそうに見てるんじゃないよ。私も満足させられないのに、あんな布切れの裸の女とオナニーなんかしたいのかい? なんだって? 私の裸は見飽きたって? 若い女の子とヤッてみたいって? 外人女も味わってみたいって? そんなチンポはこうしてやる」
「あっ、やめろ! 折れるじゃないか……」
「勃起もしてないのに、どうして折れるのさ。踏んづけてやる……」
こんなお客さまの対処法も、店員さんは心得ていました。
「そちらのお客さま、どうされましたか? はいはい、結婚してかれこれ20年、倦怠期を迎えて月に一度のセックスも無いのですか。それはいけませんわ。そんな悩みのお客さまには、こちらの絵布をお勧めします」
中年主婦は、女店員をやぶ睨みに鼻白んで反発します。
「なによ! こんなオナニー用の女の裸で、どうやって悩みを解決できるのさ?」
「これは、ただの絵布ではありません。等身大のタトゥーなのです。シールのように布から剥がして身体に貼りつければ、奥様の裸体は可憐な少女やセクシーなモデルに変身です。さあ、貼りつけてみましょう。立ったままで大丈夫ですが、浴衣を脱いでくださいな」
「ふん、これでいいのかしら?」
「はいはい。それではまず、額にシールを粘着させて、目と口だけを開けて全身に貼り付けるのです……」
店員さんの手際良さで、中年の奥さまはたちまちにして少女の裸体に大変身です。

