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マスター・ナオキの怪店日記
第7章 長澤夫妻の告白

中には恨みつらみ、執念なんかを残して亡くなった人もいます。そういう人たちの相手は私たちには無理です、できません。いわゆる専門家でないと対処できないでしょう。
私たちが対話するのは、あくまでもちょっとおしゃべりすれば気が済んで成仏していく人たちです。
人助け、という言い方はちょっとおかしいかもしれませんが、自分たちに出来ることがあるのならと、時々遭遇する霊たちの相手をしてきました。
が、ある時かなり重たい霊と遭遇してしまって。住み慣れている土地だけど、ここから離れた方がいい、そうしたらお役御免にもなるかなと、移住することに決めたんです。
海なし県だから海がある場所に住んでみたい。それでこの横浜へ。
その話をした時にゴリさんが、だったら鎌倉の方がより海に近いよとおっしゃっていましたよね。でも、あそこはダメです。鎌倉ですよ?かなりのツワモノがいらっしゃるでしょう。時代を超えたその姿を想像すると、ちょっと・・・
私たちが対話するのは、あくまでもちょっとおしゃべりすれば気が済んで成仏していく人たちです。
人助け、という言い方はちょっとおかしいかもしれませんが、自分たちに出来ることがあるのならと、時々遭遇する霊たちの相手をしてきました。
が、ある時かなり重たい霊と遭遇してしまって。住み慣れている土地だけど、ここから離れた方がいい、そうしたらお役御免にもなるかなと、移住することに決めたんです。
海なし県だから海がある場所に住んでみたい。それでこの横浜へ。
その話をした時にゴリさんが、だったら鎌倉の方がより海に近いよとおっしゃっていましたよね。でも、あそこはダメです。鎌倉ですよ?かなりのツワモノがいらっしゃるでしょう。時代を超えたその姿を想像すると、ちょっと・・・

