この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
神様のいない世界
第3章 境遇
喉を鳴らして一気に半分ほど飲む和穏は、相当喉が渇いていた。
脱水症状で死ぬかもしれなかったな。
平然とそんな事を思う和穏は、ここまで来ると、案外自分の立場を理解し始めていた。
今のままでは警戒されていて逃げられないし、駒に使うと言うのだから殺されることも今のところはない。
お母さんと海の事も……きっと探し出すんだろう。
「腹も空いただろう?朝食を買いにいかせたから、少し休め」
チラッと横見すると、そう言った宗高がベッドに入ってくるので身構えた。
「こ……ここで?」
「……は?」
「……あなたも?」
休めって、寝ろって事でしょ?
まさか……あんたと一緒に寝ろって?!
脱水症状で死ぬかもしれなかったな。
平然とそんな事を思う和穏は、ここまで来ると、案外自分の立場を理解し始めていた。
今のままでは警戒されていて逃げられないし、駒に使うと言うのだから殺されることも今のところはない。
お母さんと海の事も……きっと探し出すんだろう。
「腹も空いただろう?朝食を買いにいかせたから、少し休め」
チラッと横見すると、そう言った宗高がベッドに入ってくるので身構えた。
「こ……ここで?」
「……は?」
「……あなたも?」
休めって、寝ろって事でしょ?
まさか……あんたと一緒に寝ろって?!

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


