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第6章 関係

宗高達は宮川のマンションに到着した。


「政安はどこだ」


そう言って宗高は踏み込んだ。


「どこだって、若が半殺しで送りつけて来たんだろう？幾ら政安がマゾだとしてもやり過ぎだろ？」


そう言った宮川は政安の寝ているベッドルームのドアを開け、宗高を促した。

政安は目を覚まし起き上がると、宗高の殺気に体を震わせた。


「……政安」

「……兄……さん」

「お前の兄になるつもりはない」


そう言って政安の隣に座り顎を強く掴んだ。


「お前、写真を持って来た時『沢口の娘という以外何も知らない』と言っていたな？」


震えながらも頷く政安の首を掴み変えベッドにと押し倒した。