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ボクっ娘ファンタジア
第9章 実ル終ワル

「近くの公園で二人で話しましょうか」
「ええ、いいわ」
出ていった二人を追いかけようと部屋のドアを開けると母が立っていた
「お母さんどいて」
「沙織、またお客さんが来てるわよ」
「え…?」
「今日はお客さんがたくさん来るわねー」と言いながら階段を降りる母の後に続いてボクも階段を降りる
そして玄関にいくとそこには良く知る一人の少女が居た
クラスメートの寺内佳夜だ
葵と同じく幼稚園時代からの幼馴染み
寺内さんの家は普通の家庭ではなく
お父さんはフード関係のお母さんはアパレル企業の社長をしている
お金持ちで寺内さんはお嬢様である
一般家庭で育ったボクや他のクラスメートは話しかけ難くクラスでもちょっと浮いている
ボクも数年一緒にいるがあまり話したことはないし特に親しい訳でもない
そんな寺内さんの突然の訪問にボクは驚きを隠せなかった
「てっ、寺内さん!?」
「ごきげんよう、中井さん」
「ご、ごきげんよう」
「今お時間よろしいかしら?」
「あ、でもボクちょっと行かなくちゃ…」
「そうですか、それではお邪魔致しますわ」
「話し通じてない!?」
まぁでも葵とヴェロニカは戻ってくるだろうし、それに…
「どうしたんですの?」
「あっ!いや、何でもないよ」
もうすでに上がってるし
取り合えず寺内さんが何の用事で来たか聞くか…、このまま追い返すのも失礼だし
寺内さんをリビングへ案内し、ソファーに座らせる
そしてキッチンからジュースとコップを持ってきてボクも寺内さんの正面に座った
「で、今日はどうしたの?」
「実は西村さんと阿部さんの事でお話があって参りましたの」
「その…、西村さんと阿部さんは最近仲がいいんですの?」
「は…?」
「最近二人でいる所をよく見ますので」
「うーん…仲がいいわけではない、むしろ悪いくらいだと思う…」
それを聞いた寺内さんはホッとしている様子だった
「ではアナタと西村さんはどういう関係ですの?」
「ボクは普通の友達だと思ってるよ、でも向こうは…」
「向こうは…?」
「うん、たぶん普通の友達だと思ってるんじゃない?」
「では特別な関係では無いと?」
「特別な関係って?」
「そ…その…、付き…付き合ってるとか…」
「ボクとヴェロニカが?そんなわけないよー」
「ええ、いいわ」
出ていった二人を追いかけようと部屋のドアを開けると母が立っていた
「お母さんどいて」
「沙織、またお客さんが来てるわよ」
「え…?」
「今日はお客さんがたくさん来るわねー」と言いながら階段を降りる母の後に続いてボクも階段を降りる
そして玄関にいくとそこには良く知る一人の少女が居た
クラスメートの寺内佳夜だ
葵と同じく幼稚園時代からの幼馴染み
寺内さんの家は普通の家庭ではなく
お父さんはフード関係のお母さんはアパレル企業の社長をしている
お金持ちで寺内さんはお嬢様である
一般家庭で育ったボクや他のクラスメートは話しかけ難くクラスでもちょっと浮いている
ボクも数年一緒にいるがあまり話したことはないし特に親しい訳でもない
そんな寺内さんの突然の訪問にボクは驚きを隠せなかった
「てっ、寺内さん!?」
「ごきげんよう、中井さん」
「ご、ごきげんよう」
「今お時間よろしいかしら?」
「あ、でもボクちょっと行かなくちゃ…」
「そうですか、それではお邪魔致しますわ」
「話し通じてない!?」
まぁでも葵とヴェロニカは戻ってくるだろうし、それに…
「どうしたんですの?」
「あっ!いや、何でもないよ」
もうすでに上がってるし
取り合えず寺内さんが何の用事で来たか聞くか…、このまま追い返すのも失礼だし
寺内さんをリビングへ案内し、ソファーに座らせる
そしてキッチンからジュースとコップを持ってきてボクも寺内さんの正面に座った
「で、今日はどうしたの?」
「実は西村さんと阿部さんの事でお話があって参りましたの」
「その…、西村さんと阿部さんは最近仲がいいんですの?」
「は…?」
「最近二人でいる所をよく見ますので」
「うーん…仲がいいわけではない、むしろ悪いくらいだと思う…」
それを聞いた寺内さんはホッとしている様子だった
「ではアナタと西村さんはどういう関係ですの?」
「ボクは普通の友達だと思ってるよ、でも向こうは…」
「向こうは…?」
「うん、たぶん普通の友達だと思ってるんじゃない?」
「では特別な関係では無いと?」
「特別な関係って?」
「そ…その…、付き…付き合ってるとか…」
「ボクとヴェロニカが?そんなわけないよー」

