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第15章 一夜の相手は、社長でした

翌朝、真帆は蓮の腕の中で目覚めた。

その柔らかさと温もりに包まれて、彼女は決意を固めていた。


会社では、まだまだ難しいことも多い。

だが、蓮となら乗り越えられる。

自分自身も、彼も、互いの世界を広げていけるはず。

「蓮さん」

真帆は小さく囁いた。

「これからも、一緒に歩んでいきましょう」

蓮は微笑み、ぎゅっと彼女を抱き締める。

「もちろんだ。君となら、どんな未来でも怖くない」

その言葉に、真帆は心から笑顔を返した。

重なる指先、交わる呼吸、そして確かな想い。

ふたりはこれからも、互いを支え合いながら歩んでいく――。