この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
タワマン〜墜ちた女達〜
第21章 4人目〜椎名風花〜

結局、風花はトレーニングすることなく、部屋を出ていく。それを見送った狩野は興奮し、顔が邪悪に歪むのを抑えきれない。股間は熱く滾り、自分の部屋であれば高笑いしていたことであろう。
狩野も自身の気持ちを一旦落ち着かせると、部屋に戻る。その日、夜遅くに仕事終わりの礼奈を激しく抱く。
「んはあぁっん♡か…狩野様…?今日は…どうされたんですかぁ…?んひぃっっ…♡いつもより荒々しくてぇ…。んほおぉっ…♡」
「ああ…。ちょっとな…。近い内に話すよ…。」
「はいぃ…♡か…隠し事はなしですよぉ…。はあぁっっん♡」
風花を手に入れる直前の状況であることを秘しておく。全ては自分だけで完結させる。話すのはその後だ。全ての罪を背負うため。何より自分だけでやることのほうが興奮するためだ。
狩野は翌日、契約書を作成し、諸々の準備を整える。すでに粗方、この日のために用意していたので、スムーズに出来た。
そして、約束の日。狩野はマンションの小会議室を抑え、そこで風花を待つ。完全防音で、窓もないので、他人に見られる心配もない。しばらく待っていると、ガチャリとドアが開き、風花が入ってくる。風花は入るなり、自分で鍵をかける。
テーブルを挟んで狩野の向かいに座る。風花は珍しく、スーツ姿であった。シンプルなビジネススーツだが、それが逆に抑えきれない風花の色気を増幅させてしまっている。
「今日はビジネスの話ですから…。」
狩野がジロジロと見ていたせいか、言い訳するように、風花が呟く。
「いや…、すまない。よくお似合いだから、つい魅入ってしまった…。では、早速本題に入りましょうか…。」
「はい。お願いいたします。」
風花が丁寧に頭を下げる。そこへ狩野が1枚の紙を差し出す。
「契約書です。どうぞ、ご覧ください。」
風花はその紙を受け取り、目を通していく。狩野が書いたのは基本的に晴香や真千子に提示した条件とほぼ同じ。
ただ、それを文章として固い言葉で、一つ一つ丁寧に書いてある。それにゆっくりと目を通していく風花。その瞳に少しずつ怪訝な色が混じっていく。
書かれている内容が最大限、風花に配慮された形で書かれているからだ。2億払う割には条件が優しいように見える。風花は慎重に何か落とし穴がないか、もう1度じっくり最初から読み込んでいく。
契約書に書かれているのは次のような内容であった。
狩野も自身の気持ちを一旦落ち着かせると、部屋に戻る。その日、夜遅くに仕事終わりの礼奈を激しく抱く。
「んはあぁっん♡か…狩野様…?今日は…どうされたんですかぁ…?んひぃっっ…♡いつもより荒々しくてぇ…。んほおぉっ…♡」
「ああ…。ちょっとな…。近い内に話すよ…。」
「はいぃ…♡か…隠し事はなしですよぉ…。はあぁっっん♡」
風花を手に入れる直前の状況であることを秘しておく。全ては自分だけで完結させる。話すのはその後だ。全ての罪を背負うため。何より自分だけでやることのほうが興奮するためだ。
狩野は翌日、契約書を作成し、諸々の準備を整える。すでに粗方、この日のために用意していたので、スムーズに出来た。
そして、約束の日。狩野はマンションの小会議室を抑え、そこで風花を待つ。完全防音で、窓もないので、他人に見られる心配もない。しばらく待っていると、ガチャリとドアが開き、風花が入ってくる。風花は入るなり、自分で鍵をかける。
テーブルを挟んで狩野の向かいに座る。風花は珍しく、スーツ姿であった。シンプルなビジネススーツだが、それが逆に抑えきれない風花の色気を増幅させてしまっている。
「今日はビジネスの話ですから…。」
狩野がジロジロと見ていたせいか、言い訳するように、風花が呟く。
「いや…、すまない。よくお似合いだから、つい魅入ってしまった…。では、早速本題に入りましょうか…。」
「はい。お願いいたします。」
風花が丁寧に頭を下げる。そこへ狩野が1枚の紙を差し出す。
「契約書です。どうぞ、ご覧ください。」
風花はその紙を受け取り、目を通していく。狩野が書いたのは基本的に晴香や真千子に提示した条件とほぼ同じ。
ただ、それを文章として固い言葉で、一つ一つ丁寧に書いてある。それにゆっくりと目を通していく風花。その瞳に少しずつ怪訝な色が混じっていく。
書かれている内容が最大限、風花に配慮された形で書かれているからだ。2億払う割には条件が優しいように見える。風花は慎重に何か落とし穴がないか、もう1度じっくり最初から読み込んでいく。
契約書に書かれているのは次のような内容であった。

