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I‘m yours forever
第2章 美月、奮闘する
「美月様。」
背後から掛けられた声は予想に反して甘ったるかった。
お、怒っていない....?
私は恐る恐る、彼の方へと振り返った。
「どうぞご自由にお申し付けください。
私は貴方様の犬ですので。」
...............エッ?.............
ええええええええええええええええ!?
瞬間、彼の爆弾発言によって私の脳天に稲妻の如く衝撃が走った。
“お前の言葉なら、どんな言葉でも興奮出来る自信がある。安心しなさい。”
ほ、本当に彼、Mの気質もあるから嬉しいって事?
い、いや待てよ....。
“こんなくだらない事に頭を使わなくていい。適当でいい。いつも通りにしていなさい。”
確かにそうとも彼、言ってた...。
それで私がノロノロしててこの行動に出たって考えると、完全にお膳立てじゃない?!
私に恥をかかせないようにする為に、
まさか自ら芝居を....!?
何という配慮!!
暫し呆気に取られていた私だったが、スイッチャーである彼の奉仕行動に今度は謎の感動に包まれる。
!い、いけない!
折角、彼が「犬」という設定を作ってくれたんだった!
の、乗っからないと!

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