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繋がり
第3章 消えない過去
「蒼…」
ゆっくり私たちは体を離した
蒼は安心させるように優しく笑う
「約束する」
「…っ…うん……」
蒼。
私は、幸せだよ
たとえ、周りから見たら不幸せだとしても
私は幸せだと胸を張って言える
だって
温かくて
愛しくて
切ない気持ちが
溢れてる
これから不幸なことがあっても
辛いことがあっても
私は、この幸せを忘れたりしない
蒼と離れることがあっても
この想いで私は、これからも大丈夫だとそう思えた
「蒼、大好き……」
蒼は少し驚いた顔をしてすぐに照れくさそうに笑った
そしてゆっくり
私たちは初めて唇を重ねた
私たちの罪はこの口づけから始まった

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