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第9章 良美先輩の彼氏

「くわぁぁ～っ！すっげえ気持ちいい！！」

貴史の腰がカクンカクンと何度も揺れた。

さあ、これからセックスの
余韻に浸ろうとするその時…

「あんたら何やってんのよ！」

貴史の背後から良美先輩の声がした。

まだ睡眠薬が残っているのか
立っているのもやっとの良美先輩は
フラフラしながら二人に近づいた。

何をやっているのか一目瞭然なのだが
何をしていたのか二人の口から聞きたくて
もう一度「何をやっているの！」と叫んだ。


「あっ！いや、違うんだ！こ、これは…」

貴史が慌てて由香の口からペニスを引き抜いた。

詮を外された由香の口からは
濃厚な白い男のエキスが後を追うように
ダラダラと流れ出た。

「どっちから誘ったの？！」

良美先輩の目は怒りに燃えていた。

「いや、何て言うかさあ…
由香ちゃんが寂しいって言うから…
ほら、慰めているうちに…その…成り行き上…」

貴史はペラペラとあることないことを言い訳した。

このままでは自分が悪者になってしまう。

由香は本当の事を言おうと
手の甲で口元に流れ出た精液をぐいっと拭い、
言葉を発するために残りの精液をゴクッと呑んだ。

「あんた、そこまでしておまんこしたいわけ？」

良美先輩は由香の言い訳も聞かずに
惚れた男の言いぐさを真に受けた。