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ひまわりの花束
第4章 週末の楽しみ2
金曜日 楽しみにしていた明先輩とご飯。
梅雨の後半、毎日良く雨が降る。
激しい雨の中、お店近くの駅前で待ち合わせ。
駅に着くと、明先輩が先に待っていた。
「ごめん!お待たせ。いっぱい待った?」慌てて明先輩に聞くと
「行こうか」あっさりとした返事でドキッとする。
お店に向かう途中、傘をさしても雨でスカートが濡れてしまった。
今日は1日内勤だったからお気に入りのスカートはいたのに。ジメジメした感触が更に気持ちをへこます。
賑やかな居酒屋で、ご飯を食べる。
2人でビールで乾杯をする。
「木曜日、植栽だったんだよ。初めてデザインさせてもらったの」
初めてとクライアントさんの感想が嬉しくて、真っ先に報告をする。
「そうか、良かったね」
あっさりとした、明先輩の感想にちょっとムッとする。
私一人でしゃべりすぎたかな?ふと心配になる。
その時明先輩の携帯に着信がある。
そっと画面を見て、ポケットに戻す。
何か話題を替えなくちゃ。
そうだ!
「明先輩、今年も海に行きたいな。どこの海が良いですか?いつにします?去年は8月に入ってすぐだったけど、7月でも良いですね」
また、明先輩の携帯に着信がある。
今度は画面も見ないで、無視しているけれど、そんな姿が気になってしまう。
「明先輩、さっきから携帯鳴っていますけど、電話に出ても大丈夫ですよ」
「急ぎの大事な用事じゃないから、今出なくても大丈夫だよ」と電話を無視する。
その口調の冷たさに、海の話の続きが出来なくなってしまい、沈黙が流れる。
梅雨の後半、毎日良く雨が降る。
激しい雨の中、お店近くの駅前で待ち合わせ。
駅に着くと、明先輩が先に待っていた。
「ごめん!お待たせ。いっぱい待った?」慌てて明先輩に聞くと
「行こうか」あっさりとした返事でドキッとする。
お店に向かう途中、傘をさしても雨でスカートが濡れてしまった。
今日は1日内勤だったからお気に入りのスカートはいたのに。ジメジメした感触が更に気持ちをへこます。
賑やかな居酒屋で、ご飯を食べる。
2人でビールで乾杯をする。
「木曜日、植栽だったんだよ。初めてデザインさせてもらったの」
初めてとクライアントさんの感想が嬉しくて、真っ先に報告をする。
「そうか、良かったね」
あっさりとした、明先輩の感想にちょっとムッとする。
私一人でしゃべりすぎたかな?ふと心配になる。
その時明先輩の携帯に着信がある。
そっと画面を見て、ポケットに戻す。
何か話題を替えなくちゃ。
そうだ!
「明先輩、今年も海に行きたいな。どこの海が良いですか?いつにします?去年は8月に入ってすぐだったけど、7月でも良いですね」
また、明先輩の携帯に着信がある。
今度は画面も見ないで、無視しているけれど、そんな姿が気になってしまう。
「明先輩、さっきから携帯鳴っていますけど、電話に出ても大丈夫ですよ」
「急ぎの大事な用事じゃないから、今出なくても大丈夫だよ」と電話を無視する。
その口調の冷たさに、海の話の続きが出来なくなってしまい、沈黙が流れる。