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ただ一緒に居たいだけ
第19章 もう一度初めから
「はぁ。
本当はもっと早くに抱きたかった」と言うと、
優しくキスをしてくれる。


「えっ?」


「でも、オヤジを亡くして哀しんでるのを見てたら、
何も出来なかった。
だから、このまま、
ずっと見てるだけになっても良いって言い聞かせてた」


「でもね、
待っててくれた分、
すごく歳を取ってしまって…」


「俺もすっかりオッサンだよ?
それに比べたらさ。
美波さんは変わってないよ?
周りも、俺達のこと、
恵吾の両親だって思ってたヒト、
たくさん居たしね?」


「でも…」


「うん。
マスコミとかにあれこれ書かれたりして、
辛い思い、させちゃったけど。
俺、もう、そういうこと、
どうでも良いって思えたんだよね?」


「上手く言えないけどさ。
命に限りがあるなら、
自分の気持ちに正直でありたい。
俺は美波さんのこと、愛してる。
恵吾も同じだよ?
美波さんも同じなら、
家族として、一緒に暮らしたい。
それで良いじゃんって思ってる。
入籍とか出来なくてもさ。
美波さんは気になる?」


「…ん。
なんか…。
禁断の関係って感じしない?
義理の親子なんだもの」


「ちょっと、興奮しない?」


「やだ。
慎吾さんてば…」


「冗談だよ?
俺、美波さんのこと、
一度も母親だなんて思ったことないよ?
オヤジと俺、
たまたま、女性の趣味が同じだっただけかなって。
ほら?
キスさせて?
身体中にキスしたい」と言って、
私を抱き締めて、
「今度は背中からキス、したいな?」と耳元で囁いた。
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