この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第52章 マチルダ(アズート)
「マ、マチルダ・・・・」
僧侶の慌てように、マチルダは手を離した。
光は徐々に弱まっていき、再び聖堂は元の静けさを取り戻した。
「大丈夫・・・・・?」
心配そうに覗き込む幼子の肩を、僧侶は両腕で掴んだ。
「そ、そなたは・・・・」
額に脂汗を浮かべて言う僧侶の両目は大きく見開き、明らかに興奮していた。
「い、痛い・・・・」
マチルダの小さな悲鳴が聖堂に響く。
我に返った僧侶は力を緩め、諭すように言った。
「良いか、マチルダ・・・・」
「は、はい・・・・・」
僧侶のただならぬ表情に、幼子は恐る恐る答えるのだった。
僧侶の慌てように、マチルダは手を離した。
光は徐々に弱まっていき、再び聖堂は元の静けさを取り戻した。
「大丈夫・・・・・?」
心配そうに覗き込む幼子の肩を、僧侶は両腕で掴んだ。
「そ、そなたは・・・・」
額に脂汗を浮かべて言う僧侶の両目は大きく見開き、明らかに興奮していた。
「い、痛い・・・・」
マチルダの小さな悲鳴が聖堂に響く。
我に返った僧侶は力を緩め、諭すように言った。
「良いか、マチルダ・・・・」
「は、はい・・・・・」
僧侶のただならぬ表情に、幼子は恐る恐る答えるのだった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


