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not erotic love stories
第25章 イヤな奴:雨宿り(第三話)薄くなった男

中学、高校時代はバスケット部のキャプテンをしていて、人望も高く異性にもモテル方だった。
あの頃は人生に対して理想と自身が溢れていた気がする。
大人になるにつれ、特に不況になってから徐々に人生のイヤな部分が見え始めて来た。
優しすぎる性格なのだろうか。
それとも、課長のような人間になりたくないという反発なのだろうか。
いつも自分が苦労する道を選んでしまう。
恋人でもできれば心も安らぐのだろうが、仕事が忙しいのと薄い頭髪に対するコンプレックスから、好きな人はいるのだが言い出せないでいる。
あの頃は人生に対して理想と自身が溢れていた気がする。
大人になるにつれ、特に不況になってから徐々に人生のイヤな部分が見え始めて来た。
優しすぎる性格なのだろうか。
それとも、課長のような人間になりたくないという反発なのだろうか。
いつも自分が苦労する道を選んでしまう。
恋人でもできれば心も安らぐのだろうが、仕事が忙しいのと薄い頭髪に対するコンプレックスから、好きな人はいるのだが言い出せないでいる。

