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「ヴァーチャル奴隷」契約(文字だけでイカせてくれますか?)
第2章 社内の風景

だが、なまじ才能があったため退職し独立したのだがバブル崩壊で事務所をたたみ、色々な会社を転々としていた時期があった。
年賀状で近況を知った鈴木が坂口の復職を会社に交渉してくれたのだ。
一旦、離職した男には有能とはいえ、管理職のポストは無かった。
それでも自力で給料を作らなければいけない自営業に比べて、自動的に毎月給料が振り込まれるサラリーマンの有難さをしみじみ感じた坂口にとって、会社のポスト等、興味はなかった。
むしろ責任は軽いのに、建築デザインの仕事を若手と同じようにできる幸せが格別だった。
普通、50歳を過ぎたら図面を描く機会等ないのだ。
それが、復帰入社のため定年まで平の主任扱いだったが、仕事はメジャーな物件が多く、やりがいがあったのだ。
年賀状で近況を知った鈴木が坂口の復職を会社に交渉してくれたのだ。
一旦、離職した男には有能とはいえ、管理職のポストは無かった。
それでも自力で給料を作らなければいけない自営業に比べて、自動的に毎月給料が振り込まれるサラリーマンの有難さをしみじみ感じた坂口にとって、会社のポスト等、興味はなかった。
むしろ責任は軽いのに、建築デザインの仕事を若手と同じようにできる幸せが格別だった。
普通、50歳を過ぎたら図面を描く機会等ないのだ。
それが、復帰入社のため定年まで平の主任扱いだったが、仕事はメジャーな物件が多く、やりがいがあったのだ。

