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第46章 葛藤

夕食を済ませた後、早めに寝室にこもった。
新しい小説を書きたいという妻への理由は、良心をチクリと刺すものだったが。

モニターの前に座った啓介は、キーボードに両手を添えたまま動けなかった。
由美へのメール文章の内容について考えている。

啓介は迷っていた。
果たして、この禁断で快楽いっぱいの花園に踏み込んでもいいのかを。