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「ヴァーチャル奴隷」契約(文字だけでイカせてくれますか?)
第16章 命令

「そして、レストランの中庭には芝生と少し大きめの木を2本植えます。採光は十分ではありませんが、建物自体が5階建てで低いので育成には支障ないかと思います。」
説明を終えた坂口は会議室の大型スクリーンに写る平面図から目を離し、出席者を見回しながら質問を待った。
例のクライアントの技術者が何とか上げ足をとろうと考えていたが、いつもの如く簡単にあしらわれる屈辱を思うと躊躇していた。
それに、先日の「あかんっ!」の一括以来、社内の評判も悪くプロジェクトリーダーの若い担当者からもあまり細かいことでかき回さないよう、釘をさされていたのだ。
由美は男の口元が歯ぎしりするように強張るのを、遠目で眺めながら嬉しさを感じていた。
今、基本設計の内容をプレゼンしていた坂口のおかげで、ネチネチと絡まれていた男からの攻撃は無くなり、気持ち良くデザインに没頭できていたからだ。
説明を終えた坂口は会議室の大型スクリーンに写る平面図から目を離し、出席者を見回しながら質問を待った。
例のクライアントの技術者が何とか上げ足をとろうと考えていたが、いつもの如く簡単にあしらわれる屈辱を思うと躊躇していた。
それに、先日の「あかんっ!」の一括以来、社内の評判も悪くプロジェクトリーダーの若い担当者からもあまり細かいことでかき回さないよう、釘をさされていたのだ。
由美は男の口元が歯ぎしりするように強張るのを、遠目で眺めながら嬉しさを感じていた。
今、基本設計の内容をプレゼンしていた坂口のおかげで、ネチネチと絡まれていた男からの攻撃は無くなり、気持ち良くデザインに没頭できていたからだ。

