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「ヴァーチャル奴隷」契約(文字だけでイカせてくれますか?)
第122章 啓介の焦り
「フッー・・・」
欲望を放った後の快感の余韻を、啓介は噛みしめていた。

コックを包むティッシュには、熱い想いの残骸がネットリとしみこんでいる。
日に日に開発される由美は、男が30年書き続けた官能小説の理想のヒロインとなっていた。

純情で無垢だった女が「淫乱なメス犬」としてセックスの歓びを求める。
これほど、男の欲情をそそるものがあるだろうか。

さっきの激しい「ヴァーチャル・セックス」の記録がメール文として画面に浮かんでいる。
ただ、その最後の由美のコメントが啓介に不安と焦りを感じさせていた。

啓介は二人のプレイの興奮を辿りながら、これからのことを考えざるを得ない時期に来たと実感していた。
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