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レスさんとシンママちゃん【完結】
第15章 出張編 イツキと遊ぼう!
その日の夜中
仕事を終えて帰宅したタマキを出迎えて、いつものように一緒にシャワーを浴びる
「土曜日の夜は忙しかっただろ?
腕とか痛くないか?」
「まぁ、毎週のことだからね
イツキと何してたの?」
「今日撮った写真をプリントアウトしてきたんだ
あとで見せるよ 」
「じゃあ、何にも云わなかったの?
もうサヨナラするって事……」
「ここは楽しい場所だったよ、タマキ
サヨナラしたら、もう終わりみたいじゃないか
悲しい場所にしたくないんだよ……」
「イツキ、きっと大泣きするよ?いいの?それで
わたしも泣くよ??」
そう言いながらシャワーの音に掻き消されながらタマキは大泣きしていた
ボクは抱き締めてやることしか出来なかった
その日は浴室でセックスしなかった
ふたりで布団に入って、寝転びながらさっき作った自家製アルバムを見せてやった
よく短時間でここまで作り込めたわねぇ、と感心してくれた
ほとんどがタマキとイツキのツーショット写真
あとはそれぞれの単独写真
唯一、酒屋の親父さんがイツキと一緒に映っている写真があるくらい
「ありがとう、宝ものがまた増えたわ……」
タマキはボクの横から頬にキスしてきた
ボクもたまらずタマキの頬にキスを返す
タマキはお返しに、とくちづけをしてきた
そしてボクからもタマキの両手を広げて押さえつけ、くちづけをした
タマキは抱きついてきて、ボクも抱き締めた
顔や身体に触れながらも、
生々しい性行為は行わなかった……
決して肉体だけで好きになったんじゃないんだよ、と言いたかったけど、
ボクたちの出逢いはそんな綺麗ごとは似合わなかった
ヘルス嬢と客
肉体だけの関係からスタートしたのだから
ボクらはお互いの服を脱がして密着するものの、性行為はせずに抱き合って眠った……
朝起きてイツキにボクたちのハダカを見られるかもしれなかったけど、
ボクたちは裸のままくっついて眠りたかったのだった……

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