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調教物語~ある男の性癖~
第3章 擬似セックス
月に一度の楽しみを失った武郎は悶々としていた。
生身の女の体を知ってしまった今となっては
下着泥棒なんかで満足できない。
そんな時、
職場の先輩からデリヘルの事を耳にした。
「いやあ~、昨夜の女が
これまたいい女でさ
何発も抜かれてしまったよ」
昨夜の事を思い出してか
先輩の鼻の下は伸びきり
とても満足したと何度も強調した。
「でもそれって、本番なしでしょ?」
セックスの虜になった武郎は
おまんこに入れずに満足できる筈はないと思っていた。
「あ、お前、デリヘル女の質の良さを知らないな
モデル並みのスタイルのうえに
アイドル並みの可憐な顔なんだぜ」
先輩は、
つい最近にお世話になった女を思い出したのか
鼻の下を伸ばして
しきりに「いい女だったなあ」と満足げに頷いた。
武郎は、
本番なしで女と戯れることに
イメージがわかないので
先輩の話を右から左へと聞き流した。
「なんだい、興味なさそうだな
お前みたいな奴の事をむっつりスケベと言うんだ
一度ぐらいはデリヘルを経験してみろって」
そう言って先輩は
無理やりデリヘル嬢からもらった名刺を
武郎に握らせた。
ここで拒むと職場の雰囲気が悪くなるので
そのうち頼んでみますと言って
ズボンのポケットに名刺をねじ込んだ。

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