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調教物語~ある男の性癖~
第15章 レイプ
「ふう~…
あともう少し…
この書類だけ終わらそう…」
目が疲れてきてショボショボする。
パソコンのモニター画面がボヤけて見え始めた。
ふと何気なく壁にかかっている時計を見て
咲希は飛び上がった。、
『えっ?もうこんな時間?!』
最後までやりきりたかったが、
終電を逃すとタクシーで帰らなければいけない。
郊外のマンションなので
タクシー料金もかなりかかってしまう。
部長に依頼されたノルマはクリア出来ているので
最後までやりきることが出来ないのは残念だけど
今夜は帰らせてもらうことにした。
急いで着替えを済ませ
走って会社の玄関に向かう。
途中、守衛室のおじさんが
「遅くまでご苦労様」と
労いの言葉を投げ掛けてくれたが
咲希は軽く会釈をしただけで通りすぎた。
駅のホームに着くと
最終列車が発車間際だった。
咲希はドアを閉めようとする車掌に向かって
「乗ります!乗ります!!」と
手をあげて少しだけ待ってもらった。
終電はいつも混みあう。
酒臭い息を吐く中年のおじさんが
情け容赦なくもたれ掛かってくる。
咲希の降りる駅は終着駅なので
うっかり寝てしまっても
電車が車庫に入る最終点検で
車掌さんが丁寧に起こしてくれる。
そういった安心感から
いつの間にか咲希は眠りに落ちていた。

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