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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第40章 裏アカ
『お…同じ…大学の人に…バレた…?それしか…考えられない…。けど…誰が…?』

架純がいくら考えても答えには辿り着けない。DMが届いてから、かなりの時間が経つが、それ以降、2通目が届くこともない。

相手は架純の反応を待っているのか。架純が恐れおののく姿を想像し、愉悦に浸っているのか、架純には何もわからず、夜は過ぎていく。

翌朝、架純は眠たい目を擦りながら、大学に登校する。電車を2回乗り継いで向かう。

『結局…あの後…DMは来なかった…。』

架純は恐怖のあまり一睡も出来なかった。電車内では終始キョロキョロしてしまう。大学に着き、講義を受けている最中も、ソワソワし、周りを伺い続けた。しかし、DMを送りつけてきた相手を見極めることなど出来ることもなく、また接触を図ってくる人物もいなかった。

落ち着かない日々を1週間過ごす。しかし、その間はDMが来ることはなく、誰かに話しかけられることもなかった。

さすがにその1週間は裏アカに写真を投稿することも憚られ、何をする気にもなれず、ただ悶々とした日々を送るしかなかった。

しかし、1週間後、同じ時間に再びDMが届く。

「ひぃっ…!?ど…どうして…?やっぱり…バレてる…。」

届いたDMを見て、愕然とする架純。今回届いたのはメッセージと写真であった。

【どうして投稿しないの…?これなんか良かったのに。◯◯大学のB棟第三講義室】

1週間止めていた投稿を催促するような文章。そして、相手が良いなと言う写真は架純が以前アップした写真をスクリーンショットか何かで保存したのであろう。その写真は架純が大学構内で、こっそりと撮ったスカートを捲り、下着をチラっと見せる下半身のみのもの。

それは確かに書いてある講義室で撮ったものであった。僅かに椅子が映っているだけなのに、相手は講義室まで特定してきた。

『ど…どうやって…。何なのよ…いったい…。』

だんだんと恐怖よりも怒りが強くなり、憤慨する架純。しかし、架純に出来ることは何もない。結局、その後はDMは来ない。

『また…1週間後に送ってくるんでしょ…。どうせ…。』

そう推測する架純。次の1週間もソワソワしながら過ごす。架純は平静を装うため、裏アカへの投稿も再開する。さすがに大学での写真は控え、自室で身体以外が映ることを徹底的に排除したものを厳選はしたが。
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