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私の家庭教師はAV男優
第140章 (終章42)
「赤ってね、性本能を刺激する色なんだって」

サラッと指で髪をなびかせて

「どう、家庭教師君。ムラムラしない?」

雫愛は無関心な装いをしている秋葉の横顔を見つめ

「ん?」

雫愛はクンッと、秋葉の肩を嗅ぐ。

「なんかいやらしい匂いがする」

「なんだよそれ?」

秋葉はすぐそばの雫愛の顔を見る。

「エッチな匂いがするよ」

「撮影があったから」

「でも、終わったらシャワー浴びるでしょ?」

「このTシャツに匂いがついてんだよ」

「私服を着て撮影することあるの?」

「あるよ」

「本当?」

「ああ」

「じゃあ、本当にこのTシャツを着て出演しているか、これから出てくる作品を確認するから」

「なんでそこまでするんだよ?」

秋葉は疲れた様子で言う。
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