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第132章 （終章３８）

「怖くないんですね」

「ああ」

かのんは不敵に笑い

「羅子ちゃん。そこにいますよ」

すると、ワゴン車のスライドドアがガラッと開き

「ぐうわぁっ！！！」

ドアを開けた少女に硫酸を頭から浴びせられ、スポーツ刈りの男の顔が溶け出した。

スポーツ刈りの男はたまらずワゴン車から飛び出し、顔を両手で押さえながら地面にのたうち回る。

「あ"あ"あ"ぁぁっ！！！！」

少女は地面にゴロゴロと転がるスポーツ刈りの男に近寄り

「いい大人が騒いじゃダメでしょ？ね？」

そして、顔面を思い切り踏んだ。

ゴリッと首の骨が折れ、スポーツ刈りの男は舌を出して絶命した。