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第131章 （終章３７）

イクはパッと両目を開いた。

そして、上半身を起こし、耳に鈴なりについたピアスを触る。

イクは秋葉の方を見て

「秋葉さん。。。」

秋葉は驚いてイクの頭から手を離し、勢いよく立ち上がった。

「秋葉さんとか私とか。急にどうした？」

イクはゆっくりとベッドから降りて、テレビの横にある鏡台の前に立った。

鏡に映る自分の顔をマジマジと見て

「イクちゃん。。。」

そうつぶやくと、秋葉の方を見た。

秋葉は依然として呆気に取られたような顔をしている。

「秋葉さん。信じられないかもしれませんが。。。。」

秋葉は手のひらを前に出して

「待ってくれ。まさか、君は。。。。」