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第126章 （終章３２）

「五千円払ったろ？」

「でも、デートだけだって。。。」

「デートだろ？」

「普通のデートじゃない。。。。。」

猪狩はズボンのポケットからピンク色の小さなリモコンを取り出して

「俺にとっては普通のデートなんだよ」

猪狩がリモコンのボタンを数回押すと、デジタルで表示された数字が増えていく。

女子高生は歯を食いしばって周囲に目を配り

「強くしないください。人がたくさんいる。。。ぁっ。。。」

「それがいいんだよ」

女子高生は体をよろつかせて

「お金は返します」