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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第17章 その後
「イエスかノーか、それだけ聞かせて」
僕は急かすようで悪いけど
聡子の返事を急がした。
「イエスよ!イエスに決まってるじゃないバカ!」
その答えを聞いて安心した。
僕は自分の手でケースからリングを抜き取ると
急いで聡子の薬指にハメた。
すると泣いていた聡子がクスクスと笑いだし、
「健ちゃん…それ、右手なんだけど…」
そう言って堪えきれなくなったのかお腹を抱えて笑い転げた。
「えっ?」
あ、そうか対面だから左右逆なのか!
「そういうそそっかしいところが大好き!」
聡子は僕に抱きついてキスをした。
ちょうどその時、犬の散歩をしている幼い兄弟がやって来て「うわっ!チューしてる!」と驚いていた。
僕は聡子の唇から離れると、その子らに向かって
「お前らも早く大人になって
お姉さんみたいな可愛いお嫁さんを見つけろよ」と言ってやった。
「もお!健ちゃんったらバカなんだから!」
そう言いながら聡子は、
もう一度僕にキスをした。
その後、二人して文恵叔母さん夫婦に婚約したことを報告に行った。
「そうか!いよいよか!」
一朗太おじさんは喜んで叔母さんにビールを持ってこいと偉そうに言ったけれど
文恵叔母さんは感極まって泣き崩れていた。
それを見た10歳になった長男の朗(ほがらか)が
「お母さんを苛めるな!」と僕の尻をおもいっきり蹴飛ばした。

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