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濡れて堕ちて……
第13章 本能
「……っ!」
私の中にドクッと何かが注ぎ込まれる。
浩一の吐き出した欲を一気に受け止めた。
私の体から2人の体が離れたと同時に私はベッドに倒れ込んでしまった。
体が動かない。
動かないどころか麻痺?痙攣?して感覚すらなくなって来ていた。
浩一と徹は…
裸のままで煙草に火をつけて一服してる模様。
今、私の思考回路は上手く働いてない。
働いてないけど
これって輪姦になるんじゃないの?
夫と不倫相手、同時に強姦されるなんて…。
絶望と快楽が入り交じる。
放心状態のまま天井を見上げてると…
「大丈夫ですか?陽子さん」
私の顔を見下ろすかのように徹の顔が覆い被さって来た。
そうだ。
元はと言えば、こんな子に関わったからこんな目にあったんじゃない。
不倫どうこうより
寄りによって関わったのがこんな子だったなんて。
「陽子さんはこーいう刺激的なセックスがお好きですもんね」
何言ってルの、この子…?
あんたが私の体を好き勝手に弄んだんじゃないの?

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