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シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング2 蒼井美冴
 40 若さ

「あっ、っくうぅぅ…」
 穏やかな絶頂感の波がゆっくりと全身を巡っていく。
 本来ならばこんな穏やかな絶頂感が好きなのであるが、暴走の疼きはめちゃくちゃな絶頂感を欲してくるのだ、だから、つい、荒々しさを求めてしまうのである。

 だが、まだ、健太は若いのだ、とても大原本部長のような百戦錬磨には到底及ばないのだろう…
 これは仕方がない事だとは思う。

 そして健太は、わたしの中で快感の痙攣を起こしながら熱い想いを吐き出し、ぐったりと抱き付いてきた。

「はぁ、はぁ、ふうぅ…」
 そんな溜息を漏らしながらわたしの目を見てくる。

「あ、早くてすいません…
 美冴さんの中があまりにも気持ちよくて…」
 そんな健太の囁きがなんとなく言い訳に聞こえてきてしまい、わたしは思わず笑ってしまう。

「うふ、ううん大丈夫よ、なんとかギリギリ間に合ったから…」
 そう言いながら軽くキスをしてあげる…
 だってなんとか、イケるにはイケたのだから。


 ズキ、ズキ、ズキ…
 ズキ、ズキ…
 ズキ…
 それになんとかギリギリに、自律神経の暴走も落ち着いたみたいである。

「シャワーを浴びてくるね」
 わたしはそう言って立ち上がると、股間から大量の健太の精子が流れ出てきた。

「あらっすごぉい、こんなに出たんだね」
 その量を見て思わず驚いてしまう。

 やはり若いんだわ…
 思わずティッシュで押さえながら、つい、昨夜の大原本部長の量と比べてしまっていた。

 すごい、倍近く出てるみたい…
 これが若さなのだと思う。
 そしてなぜか、ふと、昔の禁断の関係をした和哉の事が脳裏に浮かんできた。

 和哉の量も凄かったもん…
 どうもこの健太の目が、昔の和哉のあの目に似ている気がする。
 
 だから思い出したのか…
 
 あの頃の和哉の目は憧憬の目…

 そしてついこの前まで佐々木ゆかり部長も、この健太や和哉と同じような目でわたしを見ていた…
 という事は、やはり、ゆかり部長もそうなのか、いや、昨日の目はまた違っていたから、そうだった、なのか。

 皆、なぜに憧憬なのか…
 それはわからない、だが、皆、そんな感じの目をしてくる。

 ふと、そう想いながら健太の目を見ていると…
「あの…」
 一緒にシャワー浴びてもいいですか…
 と、言ってきたのである。







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