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シャイニーストッキング
第12章 絡まるストッキング6      和哉と美冴2
 59 心の楔

 和哉とは、決して元彼という枠の存在ではないのであるが、昔、そう五年前に、約二週間という僅かな時間ではあるのだがほぼ毎日セックスをヤリまくっていた…
 と、いえる関係であったのだ。

 そんな、和哉の部屋にホイホイと行っては危険なんじゃないのか…

 いくら今の彼女さんの話題と、その存在と顔を確かめたいが為に写真を見たいという目的であっても、部屋に上がり込むという事は、あまりにも無防備な考えなんじゃないのだろうか…
 ましてや、さっき、一瞬、男の、オスの欲情の目を間違いなくしていたのである。

 和哉の五年間のケジメを刺激してしまう事になってしまうのではないのだろうか…
 わたしは彼のアパートの部屋に行くか、どうか、悩んでいたのである。

 思案のしどころであった…

 そこでわたしはどうするべきなのか考える。

 和哉は
 スッキリできた…
 ケジメを付けられた…
 等々、そんな言葉を云っていたのである。

 その言葉を盾にして、それを信じるか…
 わたしは和哉の顔を見る。

「ねえ和哉、あなたは今夜こうして会って、どうしたかったの…」
 わたしはストレートに訊いたのだ。

「えっ、ど、どうしたかったのって…」
 戸惑った声を漏らしてくる。

「スッキリした…
 五年間のケジメ…
 とか、そう云ってきたけど、本当なのよね…
 まさか、今更…」
 わたしは淀みなく、ハッキリと、和哉の顔を見つめ、そう問い掛けたのだ。

「あ、は、はい…」
 慌てた感じではあったが頷いた。

「まさか、今更、わたしと……なんて思ってないわよね」
 わたしは有無を云わさぬ強めの口調で、そうハッキリと言い切ったのだ。

「は、はい…」
 和哉は力なく呟いた。

 わたし達は過去がある大人なのである、そして男が下心を持たない、下心が無い等とは決して思ってはいない、だが、それを踏まえてのこのわたしの強めの言葉なのである。

 そしてこの強めの言葉が、和哉の心に深く、楔を打ち込んだ筈なのだ…

 彼は目を泳がせながらも返事をし、頷いたのである。

 ズルイのかもしれない、でも、仕方がないのである…

 過去に関係を持った男と女には違いないのだ、そしてわたし達は今更…
 なのである。

 だからこそのこの楔、くさびなのだ…

 かわいそうではあるが、仕方がないのである…




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