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夜の蝶の物語
第2章 横暴な客
男はスミレを道具としか思っていなかったので
スミレに嘔吐感が押し寄せようとも
労りの素振りさえなかった。
我慢の限界が来てしまったので、
お客様には手出しをしないというのが
お店のルールではあったが
スミレはペニスを口から抜いてほしくて
男の胸板をこれでもかというほど叩いた。
「あん?何抵抗してんだよ!
俺はなあ、お前を二時間買ったんだよ!
客に対してその態度はなんだ!!」
ペニスを口から抜いてくれたのは良いけれど
今度は背後に回って二の腕で首を絞めてきた。
俗に言われるプロレス技の
スリーパーホールドという奴だ。
その技の名前通り、
気管は確保されるものの
頸動脈が男の手首でロックされるものだから、
たちまち目の前が暗くなって
スミレはいとも簡単に失神した。
どれぐらい気を失っていたのだろう…
ほんの数秒の事なのだろうけど
長時間眠っていた気がした。
そしてスミレを覚醒させたのは
おまんこを押し広げ
ペニスを挿入されたことによるものだった。

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