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第12章 三者面談

母親は山田先生に質問を続ける。
「学校での友達付き合いはどうでしょうか？」

読書好きで内向的な桃香に友達がいるかどうか、母親は気にしているのだ。

母親の心中を察して、山田先生は話す。
「仲のいい友達がいて、休み時間も楽しく過ごしていると思います。　最近は男子の友達もいるようです」

山田先生は拓斗と桃香が仲がいいことに気づいている。
もちろん、セックスしてるとは思ってないが…。

桃香に男子の友達がいると聞いて、母親は心の中で驚く。
桃香が幼稚園のときから今まで、桃香が男子と一緒にいるのを、母親は見たことが無い。

「桃香さんのような真面目な生徒には、釈迦に説法のような感じですが…」
山田先生はそう言って、桃香と桃香の母親に、１枚のプリントを渡す。