この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
濡れるハイスクール
第3章 あおい と 美幸
コーヒーでも飲むか?
重苦しい空気を払うように
恭輔は務めて明るくそう言って見たが、
あおいは頸を横に振って
「何もいらない」と拒んだ。
まあ、そう言うなよと
恭輔はさっきコンビニで買ったばかりの
缶コーヒーをあおいの前に差し出した。
「で…話ってなんだ?」
昨夜の動画をネタに
成績の忖度でもしろというのか?
「先生…昨夜、私が帰ってこなかったら
美雪とHしてた?」
この問いかけには言葉が詰まってしまった。
でも、噓で覆い隠しても仕方ないので
「挿入するつもりだった…」と正直に答えた。
「私、美雪が好きなんです。
美雪を取らないで下さい!」
えっ?って事は…
「はい…私はレズビアンです。
もちろん美雪も…
でも、昨日の事で
美雪が男に興味を持ちはじめたのが
怖いようで悔しいようで…」
レズビアンか…
こういう性に関する質問は難しい。
こうでなければいけないという
明確な答えがないからだ。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


