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濡れるハイスクール
第3章 あおい と 美幸
「実はさあ~、
今夜、親には、あおいの家に泊まってくるって
言ってあるんだ~」
「えっ?それって…」
「そう…今夜は帰らなくても
親には叱られないの…
だから、先生のこの部屋に泊まりたいなあ~」
「な、何をバカなことを言ってるんだ」
教師として
女生徒を泊めるなんて
そんな事が出来るわけがない。
「あら~。仲良く何を話してるの?」
トイレから出てきて
スッキリしたのか
にこやかな表情であおいが話しかけてきた。
「ううん。何でもないわ」
美雪はそう言うと
あおいと入れ替わりにトイレに消えた。
「沢町がトイレから出たら
サッサと帰るんだぞ」
大井崎はそう言いながら
スマホでタクシー会社を検索し始めた。
『タクシー会社なんてどこでもいいか…』
大井崎は検索トップに表示された
タクシー会社に電話をかけようとした。
「先生…DVD見てもいい?」
あおいがテレビの前にしゃがみこんで
リモコンを手に操作し始めた。
「おいおい、勝手に触るなよ」
「あ、先生、もしかして
アダルトDVDとか見てたりして…」
そんなもの見るかよと言いながらも
DVDデッキのトレイに
AVをセットしていなかっただろうかと
ハラハラしはじめた。
テレビのスィッチが入るのと同時に
映し出されたのは男女が裸で絡み合う姿だった。
『やばっ!!』
大井崎の心配が現実になってしまった。
やはりAVをセットしたままだったのか!?

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