この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
レンタル熟女
第2章 クラブを経営する夫婦
「さあさ、こっちですよ」
タクシーで連れられて
辿り着いた大阪キタの新地であったが
男は有名どころのクラブを
次々とスルーして暗い路地裏に亜由美を誘った。
一瞬、路地裏に連れ込まれた瞬間に
抱きつかれるのではないかという不安が
頭をかすめた。
そんな考えが表情に出てしまったのだろう。
男は「大丈夫、取って食いやしませんから」と
亜由美に声をかけた。
「あ、いえ…そんなつもりは…」
「暗い路地裏ですからね。
連れて来られた女性は皆尻込みするんですよ」
毎度のことで慣れているのだろう。
男はそのように弁解した。
「それとも、こうやってデートするのにも
貴女をレンタルしたほうがいいのかな?」
「あ、いえ…プライベートとお仕事は別やから…」
実を言えばレンタルして欲しかった。
なにせ、猟奇的な男から逃げるのに
自費で交通費を支払ったものだから
懐がとてつもなく寂しかったからだ。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


