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Eat me 完熟媚肉と秘蜜のレシピ
第1章 1皿目
「あんっ!! はわぁ…あっあっあっ、あぁ!! どう、して、うぅん!!」

「胸、感じるんだ。結婚当初より反応がいいね。久しぶり過ぎて興奮しちゃった?」

 もはや過去の記憶となりつつある性の記憶が呼び覚まされるも、その刺激は過去の経験を遥かに上回るものだった。揺らされては圧迫される度にビリビリと快楽電流が身体中を駆け巡り、長らく奥底で眠りについていた器官達を呼び覚ます。

 数年ぶりのセックス。開発も済んでいない一方的な愛撫に、気持ちよさなど感じるはずもない。なのに洲が胸をまさぐればまさぐる程、じんじんと疼きを帯び始める臍下を中心に、股先から全身にかけてポカポカと暖かさを増し、私の身体がここ数年でどれだけ冷えきっていたのかを思い知らせる。

「だって…だって、洲、全然かまってくれないから…あいぃ!!」

 洲も数年のブランクがあるはずなのに、その手際は衰えるどころか、数年前よりも格段に向上している。ひたすら胸をマッサージしているように見えて、手のひらのシワひとつ残さずに乳房を撫でては引き伸ばし、ひょっこりと何事かと顔を出す乳頭の首ねっこを指で挟んでは、逃がさぬように軽くきゅっと摘まむ。

 それだけでは飽き足らず、人差し指の爪でカリカリと頂きを引っ掻く。愛玩動物を愛でる様なこの上ない手付きに翻弄され、私の身体もピンク色の幻覚を見た様なふわりとした感覚にとらわれる。

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