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団地妻、桃香の青春とは……
第7章 修練と嫉妬
桃香はメールを入れた。
「蒼汰くん、ちょっとだけ声を聞きたいから、電話してもいい?」
速攻で返信がきた。
「いいよ」
「電話してみるね」
友美がうなずいて、プルプルと蒼汰にコールする。
「もしもし、桃香さん?」
蒼汰の声がスマホから飛び出した。
「わあ、蒼汰くんの声が聞けて嬉しいわ。ごめんね、ちょっと気になって、変なメールなんかしちゃって」
「ううん、平気だよ。ほんとに従妹だから」
スマホに向かって、友美が大声で割り込んだ。
「おい蒼汰! 従妹でもいいけど、ほんとにセックスしてないのか?」
「あ、友美?」
「呼び捨てにすんじゃないよ! どうなんだよ? はっきり答えろ!」
剣呑な友美の言いざまに、蒼汰は言い訳するような声音で応じる。
「だって、従妹だから、できないよ」
「できるよ! 私はヤッたんだから」
「えっ、従兄妹同士で、ヤッたの?」
「私のことはいいんだよ。あんた、本当にセックスしてないんだったら、ずいぶん溜ってるんじゃないのか?」
「う、うん、溜まってるけど……」
「じゃあさあ、今から電話でセックスするから、裸になってベッドに上がれ!」
「えっ……?」

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