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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第30章 発覚
 と、最後の科白は何も確信があったわけではなく、男から逃れるための方便である。



 男がガシッと明華の細腕を掴んだ。



「なっ、頼むよ。俺はあんたが気に入った! 俺はこう見えても商団に勤めてて、それなりに実入りもある。あんたとお袋くらいは楽々養えるし、子どもが生まれても余裕で暮らせると思う。苦労はさせないぜ」
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