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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第17章 王と女官
それもそのはずで、国王が一介のムスリと個人的に親しくしていただなどと知れれば、それはもう大事(おおごと)になる。いや、ムスリでなくとも、王が特定の女に親しさを示せば、即ち〝見初められた〟ということになるからだ。
下手をすれば、噂が野火のようにひろがり、抜き差しならぬ状況になってしまう。そうなれば、ヨンの立場としては、特定の女を捨ておけない。側室として召し上げるか、もしくは承恩尚宮に任命して〝男としてのケジメ〟をつけなければならないのだ。
下手をすれば、噂が野火のようにひろがり、抜き差しならぬ状況になってしまう。そうなれば、ヨンの立場としては、特定の女を捨ておけない。側室として召し上げるか、もしくは承恩尚宮に任命して〝男としてのケジメ〟をつけなければならないのだ。

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